プラトニック・ラブ
関係が壊れるのが怖い。
そう思う気持ちは大きいけれど、こんな状態になるのならば伝えればよかった。
〝好き〟
たった二文字の大きくて勇気のいる言葉。
深谷に頼ることなんてできない。
これはあたし自信の問題なんだ。
だから、だめ。
余計なことは消してしまわなくては。
「あーりがとねー」
あたしは深谷の頬から手を離してそう言った。
ありがとう。
来てくれて。
傍にいてくれて。
笑ってくれて。
言葉をくれて。
ありがとう。