ma Cheri


「ねぇ3つのシングルのタイトルつなげてみてよ。」


なら、矢、ma Cheri…

なら、や、ましぇり


「私の名前…?」


私がそうつぶやくと鍵谷くんはそうだよ、と優しく微笑んだ。

パパ、浮気なんてしてなかったんだね。

疑ってごめんね。


「俺が思うにあの人は誰よりも君を想っていたよ。優しいお父さんだね。」

「シェリちゃん」


優しい鍵谷くんの声のあとにいつも聞きなれた声が聞こえた。


「…ママ?」


優しく微笑むママがいた。その横には心配そうな玲ちゃんがいた。


「やっと気づいてくれたのね、シェリちゃん。」


そういったママの顔はすごくうれしそうだった。


「パパ、龍希くんはね。シェリちゃんが生まれたとき。ううん、シェリちゃんが私のおなかにいるってわかった時からすごく喜んでたの。」


ママは優しく自分のおなかを撫でた。

きっと当時のことを思い出しているのだ。


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