マジで恋する10秒前!?

綺麗な雲の下で

「・・っ・・・はっ・・はっ・・・・・」


息を切らして全速力で走る。



流雅に、言わないといけないから




――ブーッブーッブーッ


スカートのポケットの中で携帯が揺れている。


いつもだったら鞄に入れてるけど、今日だけはスカートに入れていたのだ。



ケータイを走りながら手に持ち、液晶画面に映し出されていたのは・・・



「・・パパだ.....」


しっかりと大きな文字で【パパ】とあり、パパからメールが来ていた。




【パパ】

―――――――――――――――

学校側には伝えといたから。

出発は明日になったんだ。


仕事の都合なんだよ....


すまないな


―――――――――――――――



走るのを止めて・・ただボー然と映し出された画面を見て



泣いた。
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