マジで恋する10秒前!?
さわやかな風が、あたしたちを包み優しい香りが鼻をくすぐる。


「もう・・・帰ってこないと思う。...ごめんね・・・多分、あたしのせいだと思う。あたしの身体が・・・おかしくなってきたから。」



「・・・音彩のせいじゃない!!・・・そこは違うと思う。」



「・・・あはっ....最後の最後まで優しいね流雅は」



わざと明るく笑って



わざと明るく振舞って



わざと明るい声を出す。





「優しくねェって...俺は・・・」


流雅は少し顔を伏せて、拳をぎゅっと握った。



「ううん・・十分優しいよ・・・流雅っ」


笑顔を作って流雅に見せる。









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