マジで恋する10秒前!?
「姫咲!?」



裕樹は驚き・・・助産師さんは――――。



「分かりました、今日から、あなたが母親ですよ」



優しく微笑みながら私に言ったんだ。




「ちょ・・大丈夫なんですか!?」


裕樹は目をまん丸にして助産師さんに言った。



「私は、この方なら任せられる――そう、思って言いました。」


にっこりと裕樹に言って、私の手を握った。



「赤ちゃん...子供を育てるという事は、並大抵の事じゃありません。苦しくて辛くて・・・逃げ出したくなるときが必ず来ます。――ですが、それを乗り越えて姫咲さんに、「あの時の選択は間違ってなかった」と、言ってもらえるように。そう願ってます」


両手で私の手を優しく包む。



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