マジで恋する10秒前!?

「パパ・・・ママ・・・啓ぃ...あたし、日本に・・行きたい」


大好きな流雅に


あたしを見ててくれたファンのみんなに



そして、大切な家族のために....



「ライブが・・・・したいんだ」


あたしが、そう言うと少しだけ驚いた顔を見せたけれど



「いいわよね、パパ?」


ママは優しく微笑み


「当たり前だ!うちの事務所の永遠の宝だからな、音彩は」


あたしの頭を撫でて



「俺からも言っとくから」


啓は、いつもみたいに爽やかスマイルで





ねぇ流雅・・・


芸能人としての、あたしを見ててくれた流雅は



一体、どうゆう思いで一緒に仕事してたんだろう?



こいつ、おかしいんじゃないか?って思ってたのかな....




もう少し、早く気付きたかったな.....


そうしたら、もっともっと流雅といる時間が幸せの時間になってたのに....

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