マジで恋する10秒前!?
「お嬢様、着きましたよ。」

「は~い」


黒野がドアを開けて待っててくれる。


ピカピカのローファーが地面に着き、空を見上げる。


後で後悔しない為に、今伝えるんだ。



「頑張ってくださいね、お嬢様」


「へっ!?・・・」


「大切な相手に伝えられるんでしょう?」



「・・・・・うん」



あたしが恥ずかしそうに答えると


「応援しています。」


そう言ってくれた。





「いってきます!黒野」



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