─仮面─偽りの微笑み
ひと通りデパート内を見て回った2人。
早く2人きりになりたい棗は、自然と早足になっていた。
「なっ棗さん…待って下さい!」
「あぁっ?…わりぃ早く帰りてーから」
ぐいぐいと手を引かれ、ついて行くのが精一杯の繭璃。
車に荷物を放り込み、棗は繭璃を引き寄せた。
「早くお前に触れたいんだ…」
「はうっ…///」
甘く囁くその声に、繭璃の身体はふっと力を無くした。
「おっと…」
そして軽く唇を啄むと、繭璃を抱え助手席に乗せる。
とろんとした繭璃に欲情し、理性と闘いながら俺は車をとばす。