One-Diamond †王子様がプロデュース†


「そっか。日向もそう思ってるかな」

「それは、ないと思うよ?」

「なんで?」

「だって日向、ヤクザ継ごうとしてるでしょ?集会にも出てるでしょ?それってね、日向パパの夢を変わりに完成させようって思ってるってことなんじゃないかな」

「そしたら、零花ちゃんだって…」

「あたしは、違うよ?あたしは椎名未来のようになりたくなった。椎名未来に、勝てるモデルになりたくなったの」

「零花ちゃんらしい」

「あたし、おかしいかな?椎名未来に敵う訳ないのにね。でも、頑張れば叶う気がする。だって今まで沢山、ツライ思いしてきたもん。「だから何?」って言われればそれまでだけどさ、なんでだろ、心のどこかで絶対一流モデルになれるって自信がある」













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