ヴァンパイアと私
「え・・・んぅっ!」


瞬間、触れ合う唇


眼を開けると、そこには整った顔立ちの先輩が居て・・・


「ふっ・・・んぁ・・・やめっ・・・んんっ」


「煩い口だな・・・

キスしているときは喋るなよ」


唇舐めながら言う先輩


もちろん、舐められている唇は私の


「・・・っそんなの」


「・・・煩い」



瞬間、再び重なり合う唇


「・・・あっ・・・ん・・・あぁっ!」



私の口内に生暖かい何かが入る


その何かは私の舌と絡め合う


・・・何か、体が熱い・・・


私じゃなくなるみたい・・・



とろけちゃいそう・・・




「・・・フッ

気持ちよさそうな顔してるな


じゃ、今日はこれで終わり

明日から俺と昼飯食べるからな?」



私は頭がボーッとするのでよく聞き取れなかった


「・・・解ったな?」


私は訳も解らずそれに頷いてしまった


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