ヴァンパイアと私
「・・・いい子だ


じゃあな」


先輩はカーテンから出て帰ってしまった


私は先輩が帰ってしまった後も、身体は火照って熱かった


・・・あれが、キス?

私・・・気持ちいいなんて思っちゃった・・・



何か、私可笑しいかも・・・



何か、これ以上先輩と居たら私・・・



気が可笑しくなりそう・・・







「あれが・・・レンの餌?

赦さない

レンは私のものよ・・・!」


それを誰かに見られていたのかも知らずに、ただ私はボーとしていた






・・・そういえば先輩何か言ってたみたいだけど、あまり聞き取れなかったな



・・・まぁいいか


明日になれば分かるだろう



もう、今日は帰ろう



外に出てみると、もう空は茜色に染まっていた




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