ヴァンパイアと私


「あのー、スイマセン」


「ん?」



男はキラッキラの笑顔を向ける





「貴方、誰?」






そう聞くとその場が(というか男が)固まったような気がした




「ひ、酷いよ~!

凛ちゃん!

僕の事思い出してくれたと思ったのに!」




「え、いや誰?」


「僕の顔、見覚えない?」




ずいっと私に顔を近づけてきた。





いや、誰?


顔見せられても知らないものは知らな・・・あ!




そういえば、さっき夢に出てきた男の子に似ているような・・・




この綺麗な顔といい一人称が「僕」だし



まさか・・・・・・







でも、名前がわからないなぁ





< 22 / 23 >

この作品をシェア

pagetop