愛なんて知らない Ⅲ








「でも・・・・」





「大丈夫、俺に頼ってよ」





「・・・・わかった」



私はそう言うと燐の方に向かった






見つけた


やっぱり燐は美しい




私達がいるのは崖の上

下は海が広がっている




普通の人間なら落ちれば死ぬだろう





「燐」




「愛美・・・・

私、やっぱり貴方を好きになれないわ」






「それでいい

早く私を殺してちょうだい」







< 212 / 256 >

この作品をシェア

pagetop