愛なんて知らない Ⅲ








「何でだよ」


楓が悲しそうに言う







「私は楓達とは違うの

私なんか、好きになっても悲しいだけ

それに・・・・


私なんて好きになってもらう資格ないから」




私はふっと笑いそう言った






「好きになってもらうのに

資格なんていらないだろ?」



楓が真剣に言う





「それは・・・・」






「それにもう止まらないよ・・・・

お前を好きな気持ちは」






「私・・・・」









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