愛なんて知らない Ⅲ









楓は真剣な声で聞いてくる






「どうしたの?変な楓」



私はクスクスと笑う






「俺は愛美が好きだ」



楓は真剣な顔で言う






「ありがとう」


私はニコリと微笑んだ






「俺は恋愛対象でお前が好きだ

だから心配なんだよ・・・・」







「私なんてやめといた方がいい」


私は無表情で言う





その時、強い風が吹いた__________








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