愛なんて知らない Ⅲ








「そうなの?愛美」





「私が連れ出した方が正しいかも」



隣りで楓は呆れていた





「合わせろよな」ボソッ



耳元で少し怒り気味の楓の声が聞えた






「どうして?」



(嘘をつく理由がわからない)






「何2人で話してるの??

ご飯できたんだから早く!」






「「うん」」




「楓」


百合香が楓を呼ぶ





「何?百合香」







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