愛なんて知らない Ⅲ









「・・・・あぁ」




そして私達は別荘に戻った





「忘れないから」



私は玄関を開ける前にそう言った






「何が?」






「楓が私の事を好きって言ってくれた事

絶対に忘れないよ」




ニコリと笑い玄関を開けた






「あ!愛美と楓見つけた!!

心配したんだよ?どこ行ってたのぉ~」



百合香が安心したように言う





「ごめん百合香

俺が愛美を外に連れ出したんだよ」



楓が私を庇ってくれた






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