年上の彼氏と年下の彼女


「…ん、朝から誰?」


私は重たいまぶたを

開けながら

玄関から除き穴から覗いた。

「……絵梨花さん?」

―ピンポーン


私はドアを開けた。


「!?」

「お、おはようございます」

絵梨花さんは

驚いた目で

"なんで?"

と訴えかけているような気がした。

「なんで、あんたが出るのよ」

「泊まってるんです」

「はぁ!?何それ!まぁいいや。あんたに話ないことがあるの。来て。」

「え…。」

「いいから、来なさいよっ!!」

「は、はいっ…」

< 84 / 112 >

この作品をシェア

pagetop