年上の彼氏と年下の彼女
「…ん、朝から誰?」
私は重たいまぶたを
開けながら
玄関から除き穴から覗いた。
「……絵梨花さん?」
―ピンポーン
私はドアを開けた。
「!?」
「お、おはようございます」
絵梨花さんは
驚いた目で
"なんで?"
と訴えかけているような気がした。
「なんで、あんたが出るのよ」
「泊まってるんです」
「はぁ!?何それ!まぁいいや。あんたに話ないことがあるの。来て。」
「え…。」
「いいから、来なさいよっ!!」
「は、はいっ…」