LOVE GAME

意識





「 おはよっ 」




朝ご飯を用意しながら
ドアを開けた和真を見ると
まだ眠そうな和真と目が合った。




「 ・・・おはよ? 」


「 あ?あぁ・・・はよ 」




何もなかったようにスタスタと
席について、コーヒーを片手に
新聞を広げる。




「 目玉焼き食べる? 」


「 ・・・あぁ 」


「 和真? 」




最近夜遅くまで仕事したり
昨日あたしが迷子になったおかげで
すっかり疲れていた彼に
まだまだ休みはないわけで、
朝のテンションはいつもより
低くて当たり前だけど・・・






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