LOVE GAME
チクッと痛みが走って
「 待って・・! 」
胸をドンッと押すと
あたしから少し離れた彼が
ペロリと唇を舐めて、笑った。
「 脱げよ 」
「 ・・・え? 」
「 いつものでいいだろ? 」
確かに、彼がつけたキスマークは
いつものスーツなら見えない。
「 ・・・ 」
「 優奈? 」
あたしが裾をぎゅっと掴んで黙り込むと
心配そうに顔をのぞいてきた。
「 だめなの・・ 」
「 何で? 」
「 地味なあたしじゃだめなの・・ 」