LOVE GAME
「 優奈、おいで 」
寝転がりながら眺めていると
不意に彼が手招きをした。
「 優奈 」
意地悪する割に、後から
何もなかったように甘くなるから
タチが悪い。
「 迎えに来てほしいの? 」
ニヤっと笑った彼をみて
ビクリと肩が上がった気がした。
渋々と体を起こして彼の元に
歩み寄ると
ポンポンッ
と 彼が自分の足を軽く叩いた。
組んでいた足を元に戻して
”座れ”とでも・・言っているような・・・