ダイヤの原石
「名付けて『地味子でも似合っちまうんだぜ!雰囲気残しヘア』!!」


「ネーミングセンスねぇな・・・」


「お黙り!」


遥夏はぼそっと言ったつもりだったのに美樹に聞こえていたらしい。


私は自分じゃないみたいな新鮮な気持ちで鏡を見ていた。


前髪は右側多く、左側少なくでおでこが見えるように目のちょうど横まで分けられてある。


耳のうしろからちょっとのぞいている後ろ髪がくしゅっとなっていてふんわり感が漂っている。



「どう?今の気分は」


美樹ちゃんが満足そうに聞いてきた。


「・・・自分じゃないみたいですごくびっくりした」


「でしょー?」


「女って怖ぇな、こんなにもコロッと変わってしまうんだぜ・・・」


「あぁ、性格もな」

ボソボソと椿と遥夏は何かを言い合っている。


「ありがとうございました!」


私は美樹ちゃんの方に体を向けて丁寧にお礼を言った。


「いやぁ~それほどでも~」


美樹ちゃんはデレデレと照れていた。
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