光恋


1階に下りると、

ハンバーグのいい匂いがした。



「ハンバーグ?」



と聞くと


そうよと笑って答えてくれた。




あたしは、おばさんの作った

ハンバーグを食卓に並べていた。


すると、



ピンポーン



という、さっきと同じで

可愛らしいチャイムの音が

リビングに響いた。



「あら、今日は

 早かったわね。」



と言って、

おばさんはエプロンで

手を拭きながら

玄関に向かっていった。




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