生きてる





親に言うのはこれとない勇気が必要だ


まずは母親から






ねぇ、お母さん?



なに?



話したいことがある



だからなに?



「私妊娠した」



何冗談いってんの

と母は鼻で笑う



冗談じゃないよ?



そういった瞬間
ぱたりと母の手が止まった



あんた何言ってんのかわかってんの?
とゆう冷たい言葉とともに頬に痛みが走った



「ごめんなさい」
という言葉を放った瞬間
母の頬に、つー と流れる涙が見えた











私はもう見てられなくて

その場を立ち去った、
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