恋する天然兎





きっと…いや、絶対に顔を赤くしているであろう私に、ふーまくんは首を傾げた。




だからっ……可愛いすぎるよぉ……。



私が「ううっ」と手で顔を隠すと、




「大丈夫かー?」



頭に違和感を感じ、顔を上げると…





ふーまくんが私の頭を撫でていた。



それも、




「ふわさらー。」



何て言いながら……




すると、『ふーーーまくん!!』と、ファンクラブの皆様の声が…



じゃなくて、叫び声が聞こえ、私は今の状況に気づいた。





ふーまくんが、頭を撫でている。



撫でている!?




「ふっ…ふーまくん!?どっ、どしま…」





私が、どうして?って言おうとしたら…、



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