うぬぼれ王子と毒舌姫
うぬぼれ
「茲乃っ!!待てよっ!!」


「あんたしつこいっ!!失せろっ!!」


「てんめぇー、さっきから聞いてりゃ言いたい事言いやがって.....」


男なんてすぐ優しい言葉掛ければ墜ちる生き物。


で、飽きたら捨てる事が出来る。


そんな便利な生き物が、今私を追い回してる。


「何ッ!??あんたとこの間ヤッてあげたでしょっ!??何が不満なのよっ!!」


「何がって、お前俺と付き合ってんだろっ!??」


「はっ!?」


「はっ!?って.....お前、他の男と寝ただろ」


「だから?」


「お前は俺だけ見てればいいんだよっ!!」


ほら。


かっこ付ける。


バカみたい


それだから、女に飽きられるの。


男の減点ポイント


「じゃっ、私用事あるから」


「ちょっ......おいっ!!待てよっ!!」


「何っ!??」


「お前さ、その毒舌キャラどうにかしたら?」


「はっ?」


「ウザいんだけど。男も近寄らねぇぞ」


「ウザくて結構です。それに、男に困ってないんで」


「何お前」


「じゃっ、あんたとはもぅ寝ないから」



男は寝たらお終い。


てか、終わらせるように私のペースに追い込む。


でっ、その前例がこの男ってな訳。


うぬぼれすぎ。


うぬぼれてる男なんて今まで飽きる程見てきたし


それがウザい


学校の男子だってちょっと色気出せば面白いし。




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