チビッコ彼氏。




「南波、アンタ何で居んのよ…」




あたしは下を向いたまま話す。




「さぁな……それより稚奈、顔上げろよ」




「……やだ」




「いいから!!上げろって」



仕方なくあたしは顔を上げた。




「……え?」



あたしの前に差し出されたいちご飴。



「これやるから泣くな」



いちご飴はあたしの大好物。



「……どうして南波があたしの好きな物知ってるの?」



「高野が言ってたから」



そっか、美由は知ってるもんね。



「ほら、早く取れよ」



「あ、うん。ありがとう」




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