チビッコ彼氏。




「あ、そうそう……これ。」



そう言って俺に渡してきたのは水族館の中にあった土産屋の袋。



「なんだよこれ……」



「南波へのお土産って言うかなんと言うか……。とりあえずアンタにあげる」



袋の中に入っていたのはペンギンのペア用キーホルダー。



「これ、ここの水族館で有名なお土産なんだって。これのキーホの1つを自分が、もう1つを自分の大切な人にあげるんだって。」



「で、それを俺に?」



「うん。あたしも買ったんだ!!」



コイツの手には俺のイルカバージョンのペアキーホルダー。



「お前、これ誰かにあげるの?」



「うん!!」



「へぇ………」



「南波もそのキーホルダー、1つ好きな人にあげなよ。お願い事、叶うらしいよ?」



「じゃあお前にやるよ。」


もうこれ以上、思いは隠せない。









    ─晴斗side★end─




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