リフレイン〜2nd Season〜

「どういった用事って…まぁちょっとSPの採用試験についてな」




「えっ!?戸田潤はSPになるんですか?」




「あぁ。なりたいとは言ってたな」



やっぱり…!




潤はSPを志望したんだ…!!




「…とまぁ、それはそうと…なんで二宮がそんなことを?」




う…
やっぱり緒方さんには話しておかなきゃいけないのかな。




係長だもんね…。
言わなくちゃ…!




「あ、あのですね!あたし…戸田潤さんと婚約してるんです」




「えっ!?婚約!?」




緒方さんは驚いたみたいで、目を見開いている。




「特殊部隊で一緒の頃から…付き合ってました。彼がSPになれたら、結婚するつもりです」




あたしはなんとなく恥ずかしくなって、頭をポリポリと掻いた。




「ほぉ…そうなのか。おめでとう。彼ならきっとすぐにSPになれるよ。地位も良いし、射撃能力も申し分ないし、武術にも大変優れている」




やっぱり凄いんだな、潤は。




係長の緒方さんに認められるくらいだもん。




相当の実力はあるんだろう。




「戸田くんならすぐに国家試験にも合格できるだろう。彼がSPとして来るのが楽しみだよ」




緒方さんは楽しみそうに言った。



あたしも潤に来て欲しい。




心からそう思った。




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