rainbow
第一章

一期一会と才能

昔から父の影響でボクシングをやっていた。小中学校では喧嘩で俺に勝てる奴なんていなかった。しかし、高校に入ってすぐにあった、ボクシング新人戦で1RでKO負けしてしまった。
戦う前から感じてた。彼にはオーラがあると、倒され薄れゆく意識のなかで俺は知った。あれは才能だ。彼には才能があり、俺にはない…。俺はそのまま失意の闇に飲み込まれた。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop