恋心 ~Opposite Nature~
「…これ、着ろよ」
震えている山中に学ランを投げた。
「あ…りがと…。また、助けられちゃった…ね。山地くんに。…ご、めん」
「何で謝んだよ」
「…教室、で…怒らせちゃ、ったから。あたし、だめ…ダメだね。純の、忠告…聞けば、よかった…っ」
ポツリ、ポツリと喋る山中。
そんな山中を見て、何だか変に思えた。
「…お前、熱あるんじゃね?」
俺が額に手を置くと、びくっと体を震わせた。
…凄い熱だ……。
「おい、山中!!!家、何処だよ」
「寮、な…んだ。あたし…」
そう言って、気を失った。