恋心 ~Opposite Nature~
「せ…ん、輩…」
男に抵抗できるわけねえだろ…。女のお前が。
「妃路ちゃんって、意外に胸あるんだね。ふ~ん、すっごい意外だわ」
ああ…ったく。
我慢仕切れず、カーテンを開けた。
俺に驚いている先輩と、それにも気付かず震えている山中。
「…何やってんすか?先輩」
「妃路ちゃんに愛の告白中だけど?邪魔すんなよ、山地」
「悪いけど…こいつ俺の女なんで。止めてもらえますか?」
一歩ずつ、先輩に近付く。
「さっき、妃路ちゃん…彼氏居ないって言ってたけど?」
「こいつ恥ずかしがりなんですよね。…いい加減、離れてもらえますか?---先輩でも許さねえっすよ?」
「…ちっ。わかったよ」
先輩が出て行ったのを見て安心したのか、山中はその場にうずくまった。