恋心 ~Opposite Nature~
「山地…くん?」
「…目、覚めた?熱は?」
「熱?あたし…風邪、引いてたの?」
時計を見ると昼の12時。
俺、12時間も寝てたのか…。
「覚えてんの?昨日のこと」
「…うん。山地くんが助けてくれたんだよね。ありがと」
「…ここ、座れば」
体を起こし、半分スペースを空けた。
「ありがと…」
「とりあえず、何か飲むか」
冷蔵庫から珈琲牛乳を渡した。
「…ありがと」
「いいよもう。聞き飽きた」
「…昨日、本当に怖かった。初めて…男子が怖いって思った…。山地くんが来てくれなかったら、………想像するだけで震えるとか、ダサいね」
「…とりあえず、ゆっくり休め。今日はゆっくり」
「う、ん」
震えている山中の頭に、ゆっくり手を置いた。