恋心 ~Opposite Nature~




約二時間ひたすら同じペースで走り続けた。

想像してたよりもかなりキツい。かなりなまってんな、体。

学校に戻ってすぐ、その場に倒れ込んだ。


「大丈夫!?山地くん」

「…ああ」

「ペース速かった?ごめん」

「いや、俺が体力ないだけ。お前が謝ることじゃねえだろ」

「…うん。もう少し休んでく?」

「行こう。自転車戻して来いよ。先に体育館戻ってる」


立ち上がると、足が重く感じた。



体育館には、バッシュの音とボールの音、メンバーの声が響いている。


「帰ってきたか。だいぶなまってるんじゃないか?」

「…かなり」

「そりゃあ何年もやってねえんだし、当たり前だろ。これから少しずつ感覚を戻していけ。……山中、こいつにストレッチしてやれ」

「一人で大丈夫っすよ」

「まあそう言うな。…頼むぞ、山中」

「わかりました」








< 38 / 43 >

この作品をシェア

pagetop