恋心 ~Opposite Nature~
約二時間ひたすら同じペースで走り続けた。
想像してたよりもかなりキツい。かなりなまってんな、体。
学校に戻ってすぐ、その場に倒れ込んだ。
「大丈夫!?山地くん」
「…ああ」
「ペース速かった?ごめん」
「いや、俺が体力ないだけ。お前が謝ることじゃねえだろ」
「…うん。もう少し休んでく?」
「行こう。自転車戻して来いよ。先に体育館戻ってる」
立ち上がると、足が重く感じた。
体育館には、バッシュの音とボールの音、メンバーの声が響いている。
「帰ってきたか。だいぶなまってるんじゃないか?」
「…かなり」
「そりゃあ何年もやってねえんだし、当たり前だろ。これから少しずつ感覚を戻していけ。……山中、こいつにストレッチしてやれ」
「一人で大丈夫っすよ」
「まあそう言うな。…頼むぞ、山中」
「わかりました」