恋心 ~Opposite Nature~




山中に押してもらいながら、少しずつ体を解していく。


「山地くん、体柔らかいんだね」

「まあな」


俺達の方を隅で睨んでいる奴が居る。


---山下先輩。


「なあ、山中」

「何?」

「山下先輩と、どうなった?」


山下先輩の名前を口にした途端、山中の手が止まる。


「…何もないよ。なんか怖くって、あたしが避けてるんだ」

「それがいい。あの人、何するかわからねえから気をつけとけよ。あ、でももうすぐ辞めるんだっけ?お前」

「え?なんで?」

「県大会だけなんだろ?」


って福田も言ってたし。


「ううん、続けるよ。バスケ見るの楽しいし」


福田が喜ぶだろうな。俺には関係ないことだけど。


「それに、山地くんのバスケしてるの見たいし。上手いんだろうな~」

「手、止まってる」

「あ、ごめん」


その後、少しシュート練習をして今日の練習は終わった。







< 39 / 43 >

この作品をシェア

pagetop