伝えたい想いは、ありすぎて。







“あたし”を呼んだ訳ではないよね。


あたしの名前なんか知らないと思うしね。





「んっ…」
うっすらと中沢くんが目をあけた。


起きちゃったよ!
あたしはどうすればいいの?


こんなに近付いて、あたし完全に中沢くんから見たら変なヤツだよ。


逃げてしまおうか…と、ふと顔を上げた瞬間、バチッと目が合う。



時が止まったような感覚に陥る。



「綺麗――…」
しばらく彼の瞳を見て、思わず口から出てしまった言葉。









< 14 / 106 >

この作品をシェア

pagetop