執事と共にホワイトデーを。
「でも、少し大人っぽすぎやしないかしら」

「お気に召しませんでしたか?」

「いいえ。この香り、とても好き」


春樹は、安心したように目元を緩ませた。


「ね、つけ方を教えて」


恵理夜は、まだ少女らしい無邪気な表情で言った。
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