図書室の姫君【完】



ルンルン気分で図書室に行ったらもう美姫先輩がいた。



「せーんぱい♪」


「あ…朔夜。」



ん?美姫先輩テンション低いな…



「先輩…?何かありました?」



ビクッと肩を揺らしてこっちを向く先輩。



「お、親が離婚しちゃってさ!ホント自己中なんだから…。」



先輩は明るく振る舞ってるだろうけど、わかりやすすぎだよ……



「…先輩、泣いていいよ?俺の胸貸すし。」




両手を広げて先輩を待った。






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