ダイヤモンド
―――――――……
――――……
――…
お義兄さんの車に乗って私の住むマンションまで送ってもらう。
「じゃあ、また喧嘩したときはよろしくね。」
「うん。ほんと、よく別れずに続くね。お姉ちゃんのことそんなに好きなんだ。」
「ははっ。まーね。でも、“お礼”次から変えてほしーなぁ…なんて。」
「何で?」
「…えーと、チアキくん…だっけ?あの視線もそろそろ限界だなぁ、オレ。」
苦笑いのお義兄さん。
言ってる意味が分からない。
「オレも、ヒトミの旦那やってるから分かるけど、ヒトミとトモミちゃん男の振り回しかた似てるんだよね。」
「ええ…!?お姉ちゃんと一緒とか、やだ!!」
「まぁまぁ。姉妹だから、仕方ないと思うけど。そろそろ振り回すの止めてあげなよ。チアキくん、限界だと思うよ。昔のオレと同じ瞳してる。」
「……え?同じ…瞳?」