ダイヤモンド
「オレのこと、すっごい羨ましそーに見てんの。でも、たまに、すっごい怒りの目でみてる。」
「………。」
「チアキくん、オレが結婚してることくらいは知ってるんでしょ?トモミちゃんのこと、心配で仕方ないって思ってると思うよ。誤解、解いてあげな。」
「………でも…。」
「今度のクリスマスにでも、言いなよ。じゃないと、チアキくんに襲われちゃうぞ~」
「プッ。久史さん、言い方、おじさんっぽい。」
「は!?おじさんゆーな!!これでも、ギリギリ20代だぞ!!」
もう、とっくの昔に襲ってるもーん。
なんて、お義兄さんに言えるわけもなく、私は分かった。と言った。