ダイヤモンド


「ん……?ヒロ…」


彼女が目を覚ましたようだ。



未練たらたらなオレだけど、引き際はよくしときたい。


彼女を手放すなんて考えられないけど…




せめて最後は綺麗に……





「おはよう。」


オレが言うと


「おはよう…」


嬉しそうに身を寄せてくる彼女。




え……?


どーしたんだ?





「ヒロ…?約束、守ってね?」


「約束?」


「…覚えてないの?」


「ごめん、酒で記憶飛んでて…」


「…。じゃあ、もう知らない!!ヒロのバカ!!」




え?

え?


なんか、甘い……



「どんな約束?守るから、教えて…、ユリ?」


「…ほんとに守ってくれる?」


「できる範囲で。」


「毎日キスして…」


「…え!?いーの!?」


「…うん。あと、前よりも回数……増やして欲しい……です。」


「何の……?」


「う…っ。だから…もぉ、ヒロ意地悪!!」


「ハハッ。分かった。でも、ユリに無理して欲しくないから…」


「無理じゃない!!今までの方がずっとずっと辛かった…」


「………。」


「ヒロ、全然触ってこようとしないし。何にも言ってくれないし。いつも、嫌々してくれてるみたいだったし…」


「…それは……」




―お前に無理させるのが嫌だったから……



「ヒロ、私のこと好きじゃないんだと思ってた…」



「それ、オレのセリフ…」


“はぁ…”


オレから出たのは幸せなため息…




「ユリ、愛してるよ。だから、もう別れるとか言うな。」


「……うん。」








-END-






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