ダイヤモンド
そのまま激しくなっていく愛撫に耐えられなくて体が跳ねる。
どんどん体から力が奪われていく。
チラッと時計を見ると終電まであと1時間。
彼はいつものように私に尋ねた。
「もう、入っていいか…?」
勇気を振り絞る。
私の賭け…
彼にお願いするの…
イエスが出たら、私はきっと彼を後悔させる。
ノーが出たら、私は今日でこの関係を終わらせる。
「………いいよ。でも…」
彼の動きが止まる。
「“でも”……何?」
「ゴム……しないで…」