ダイヤモンド


彼はそのまま私を抱いてくれた。



でも…


いつもより……




熱くて…


熱すぎて…






涙が止まらなかった…













―――――――………

―――――……
―――…



「終電過ぎちゃったから、家まで送る。」


「…うん。ありがと。」





彼の家で抱かれた日はたまに終電に間に合わない。



私の家に彼が来る時は決まって泊まって帰る。



嬉しいけど、複雑。



全部、全部、


彼の気まぐれだから…







< 22 / 139 >

この作品をシェア

pagetop