アイスクリームみたいな恋したい!2nd
『……………おう…』
つきの返事には力がなかった。
チラッ
隣をみてみる。
『どうしたの?』
『いや、何でも。』
『そっか。』
『うん。』
高瀬と話していても、頭の中では亜子とつきのことばかり。
そっちの三角関係はいいけど…
『葛流!寝てるくらい暇ならこのプリントを職員室まで。』
『……は~い…』
あきらかに嫌そうな顔をしながら、優は言った。
『それと、梶原と徳井は豆テストで赤点だったから宿題を出す。放課後、来いよ?』
『『はーい』』
何が面白いのか、二人は笑いあっていた。