アイスクリームみたいな恋したい!2nd



あ、桂木が来た!

『…ははっお前バカじゃねーの?ははっ』

桂木は教室のドアに手をかけた。


グッ グッ


桂木が何度引っ張っても開かないドア。

『……くっそ…遠一にやられた…』

『ふふっ♪夢?開けてあげなさい。ベランダをね。』

『え……はい』

ガチャン

あたしはベランダの鍵を開けた。


『桂木!隣りのクラスを通って入ってくればいいじゃない。ふふっ♪』

『…またかよー!あれ恥ずかしいんだぞ!明日は絶対先に来てやる!』

『桂木が私に勝てるわけないでしょう?本当バカね。』

『あぁ!くっそ!』

桂木、あたしの目には嬉しそうに見えるよ?

いやだねー。

両想いってやつは(笑)



『ラブラブー。やっぱり喧嘩するほど仲がいぃ……ヒッ』

『『誰が……仲がいいって………?小林(夢)……覚悟!!!』』

『え…いや…いやだああぁぁ!!』



あたしはひたすら逃げた。

でも、ぐるぐる回ってたらチャイムなっちゃって
先生に怒られたんだけど(笑)


『あーもー!…烈斗にはめられた!』


『『ざまぁみろ!』』


あたしを、二人して嘲笑った。

『ムっカつくー!!!!』

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