嘘つきシャボン玉の恋ゲーム


【がりっ】



………血の味が広がる。


暫くして真紅は唇を話した。

「いっつー
やってくれるね…………」

美光の唇から血が一筋。
まぁ思いきり噛んだから当たり前か。


「私はあまくないの」


「……へぇ 面白そうじゃん?
じゃあこの血の味のキスで、ゲームスタートだ。」

美光は今日で一番いい笑顔を見せた。
満足そうだな……



「ああ。・・・また明日。」


そして私はさっさと教室を出た・・・。



教室で一人、美光が呟いたことを知らずに……

「優花・・・・。
お前は俺が守る」






――――こうして 私は命懸けのゲームは 幕をあけた――――



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