最期の恋〜Tears, smiles, happy two people walking alo?〜
「なんで?」


私が昔大好きだったんでしょ?


「引っ越しするの?」


…おかしいよ



「みおが昔大好きだったのだから、なおさらだ。」


「みお…よく考えてみろ。


記憶を失ったみおにみんな気を遣うだろ?

みおがその記憶がないせいで苦しくなるかもしれない


だからこそ


新しい町で新しい生活をすれば


記憶喪失でも生活できるだろ?」



「…わかった」


また記憶を失ってしまうのなら…


これはお父さんなりの優しさなんだ。


だから、認めなければならない。
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