俺様 海様 イケメン様




「○△駅から徒歩1分」

「え、意外と近いんだね」



まぁ、この高校の最寄駅から一駅だし

チャリで来ようと思えば全然来れるけど。




「萌亜んちどっち?」



校門からの道は、

左右に分かれている。


左に行けば駅。



「左だよ」


またニコッと笑って左に進もうとする。



俺は、

萌亜からチャリを奪った。


「え!?う、海?」

「乗れよ。2ケツすんぞ」

「2ケツなんてダメだよ!」

「あ?とにかく乗れ」




俺が命令的に言うと、

萌亜は渋々チャリの後ろに乗った。




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