僕は君のものⅡ
部活

最近、香織と一緒にいる時間が減った。


朝は、朝練があるとかで先に行っちゃうし、帰りは遅くなるから、一緒に帰れないし。お弁当を食べるお昼休みしか、会えない。まぁ、クラスが同じだから、毎日見てはいるのだが。


休み時間も香織の席に行って、話してたいのに、一回行ったら、とまどってる顔をされた。多分、香織の性格上、冷やかされるのが嫌なんだろう。


だから俺は、休み時間の度に席によってくる女の子たちの相手をしている。


「はぁ。」


「おい隼人。ため息つくと幸せが逃げてくぜ。」


ちょうど俺のとこまで来た裕樹に突っ込まれてしまった。


「うるせぇ。」


「冷たいなぁ。どうせ柏木と一緒にいる時間がへってるから、ふてくされてるんだろ。」


合っているが、認めたくない。



「放課後にバスケ部でも見に行ってみる?」


「・・・行く。」


「じゃあ、決まりだな。あと一時間すれば、大好きなお昼休みがくるよ。」


ひひっ、っと変な笑いをしながら、チャイムの音とともに帰っていった。

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