Je t'aime
「あ…わりっ」


ハッとしたようにアイツは


腕を放した。


アイツの顔をチラッと見ると


真っ赤で。


けどあたしもきっと真っ赤だから


何もいえなくて


あたし達は無言で家に帰った。
< 162 / 202 >

この作品をシェア

pagetop